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雪とニューヨーカー
昨日の午後から降り続いた雪が、明け方にやんだ。

朝、アパートの前の雪かきをした。気温がまだ低いので雪はメレンゲみたいに軽く、スノーシャベルでサクッとすくえる。気持ちいい。それを歩道の端に放り投げていく。楽しい。歩道を、犬の散歩や興奮したこども連れの人たちが次々と通って行く。誰の顔もいつもよりちょっと幸せそう、やっぱりニューヨーカーは雪が好きだ。「雪がなくちゃニューヨークじゃない」と会社の同僚もきのう言っていた。

そういえばもう何年も前、まだ雪の季節にはちょっと早い11月だったか、6番街の交差点で信号待ちをしていたら、ひらひらと雪のかけらがひとつふたつ空から降りて来た。その時信号待ちをしてた何人かが同時に「雪だ」と言い、みな手のひらを上にむけていっせいに空を見上げたあと、となりに立った人と顔を見合わせてにっこりと笑った。信号が青になってまたそれぞれの行く先に散っていくまでのほんの何秒間かのできごとだったけど、この街にはそんな風に、ふだんは景色の一部でしかない大勢の他人が突然「生きたひと」に戻る一瞬があちこちに隠されている。

そんなことを考えながら雪かきを続けてたら、さっき通って行った若いお母さんと小さな男の子が戻ってきた。行く時には歩いていた男の子はお母さんに抱かれて、目に涙をためている。どうしたのと聞いたら「寒すぎる」だって。



P1020428_convert_20130210092545.jpg
すっかり晴れたので、家から遠い方の公園まで散歩した。
時々風が吹くと真っ白な粉が舞い上がってキラキラ光った。



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( 2013.02.09 ) ( today ) ( COMMENT:8 ) ( TRACKBACK:0 )
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