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たまには長電話
母と久しぶりに長い電話をした。
アタシが小さいころどんなに幼稚園を嫌がったかという話になった。
(もう昔に何回か聞いた話だけどそれは母には言わないでおく)

仕事を持っていた母は、
「そこの角まで送ってあげるから」
と言って、ぐずるアタシを家から引っぱり出した。
その角にくるとアタシが
「次の角まで」とものすごく悲しそうに泣くので、もういっこ向こうの角までと約束し、
でも次の場所に着くとまた同じこと。
「本屋さんの前で終わり、そこからひとりで行きなさい」
とかなり厳しく言い聞かせて、うなずくアタシの手を引いた。

それでもその店の前に着くとやっぱりしがみついて離れず
結局母は幼稚園の教室までアタシを連れて行くはめになる。
「先生にアタマ下げてビービー泣くあんたを振り切って家に帰ったら、あんたは先にちゃんと戻ってた」
そう言う母はちょっと嬉しそうだった。

アタシが先に帰ってたというそのオチは少し眉ツバに思えるけど、覚えてないので反論のしようもない。
覚えているのは幼稚園が恐ろしかったこととそこまでの風景の断片だけ。
色褪せてあちこち崩れたレンガ塀とか、ずんずん近づいてくる曲がり角とか、
青石の門柱の陰にいつもいる不機嫌な犬。
そういえばあの水色のスモック、袖口のゴムのあいまいな窮屈さが嫌いだった。


IMG_1568_convert_20120308100432.jpg


そんな「脱走」は小学校2年くらいまで続いて、理由は予防注射だったり跳び箱だったり、時には「忘れ物したから」だったりしたらしい。そんな情けないこどもでもなんとか生き延びるもんで、今は逃げ帰ることもなく、ちーんとすました顔で社会人やってます。 ニンゲンて不思議だ。






( 2012.03.07 ) ( memory lane ) ( COMMENT:8 ) ( TRACKBACK:1 )
コメント

No title

幼少期のことって、ある部分だけ、ものすごく鮮明に覚えていることってありますね。
水色のスモック、私もそうだった~♪

私は図体はデカくても気が小さくて(今は逆かも・・・体は育たず、生意気さだけはよく育ったw)、幼稚園でも小学校でも理不尽ないじめを受けたけど(水疱瘡の跡が汚いとか、お迎えに来るのがおじいちゃんだからだとか・・)なぜか幼稚園も学校も行くことが好きで。
学校好きは大学まで続きました(笑)
ほんと、人間って、不思議です。
いじめられても、何が私を学校に惹きつけたのか・・・今もって謎です。

( by : とんがりねずみ * URL ) ( 03/07 - 23:18 ) ( 編集 )

とんがりねずみさん

やっぱり好奇心じゃないのかな、ブログを読ませてもらう限りだけども、あなたのすごい好奇心と想像力と冷静な頭脳が、どうしても学校に惹かれた理由じゃないでしょうかね。(いじらしいです~)

いじめ。私もいじめられましたね~。うちのおじいちゃんがばくち打ちで汚い家に住んでてヘンな小鳥をいっぱい飼ってたので、変人じじいの孫ってことで。そしてじいさんは私をいじめた子の家に怒鳴り込んで行くもんだから、また私はそのあと学校でいじめられた。私の場合、学校は嫌いだったけどいじめの原因だったじいさんは好きでした。

( by : タロコ ウラシマ * URL ) ( 03/08 - 21:53 ) ( 編集 )

No title

あたくし、ご幼少の頃は真面目を絵に描いたような面白みのない人間でございました。人と違うことがイヤ。目立つことがイヤ。幼稚園や学校に行くことがイヤなんて世間とずれることなんか考える能力なかったですわ。
それがどういうわけか高校中退、2回の離婚、道ならぬ恋など悪行三昧。
アタシの人生の作者が中学時代に降板して、何かの手違いで次にきたのがバラエティー専門の作家だったような破天荒なものに仕上がってます。

( by : もうこ * URL ) ( 03/09 - 06:49 ) ( 編集 )

No title

昨夜は、眠れなくてこちらの過去記事を読ませて頂いてて、踏みました、「穴の中の笛吹き」を読みました。
次の「六次の隔たり」を読んで、リンクの一番上をたどって6サイトまわろうと、
タロコさんのリンクから始めて、次のリンクへ行って、ポチッとしたら、こちらへ円っと帰ってきました。クスっと笑っちゃいました。
私も幼稚園嫌いだったんだと思います、途中まで先生がお迎えに来て下さって手をつないで行ってましたから、私自身にはキライと言う思い出はないんですけど。

( by : N,yasuko * URL ) ( 03/12 - 07:15 ) ( 編集 )

もうこさん

どういうわけかそういうことになっちまったわけですね。途中で作家交代したってのがまたおもしろい。
でもどんな人生でも、案外人間って後悔しないもんですよね。アタシも、子供時代からは考えられないけど大海原越えてまた山脈平野いくつか越えたこの大西洋の淵の街でひとりでそれなりに楽しくやってるし、ああこなきゃよかったとは思わないもんね。 あーたは今度、自伝を書くべきだと思います。

( by : タロコ * URL ) ( 03/12 - 18:50 ) ( 編集 )

N.yasukoさん

こんにちわ、ずっと前のものまで読んで頂いて、こんなうれしいことはありません。踏んづけましたか、あなたも。あれを夜中に読むと見えたでしょ、穴の向こうのものすごい星空と絶望。あれはホント怖かった。(眠れない夜にすみませんでした)「六次の隔たり」でリンクを6つまわってみようという思いつきが何とも可愛らしくてなんか幸せな気持ちになれました。でもすぐに戻ってしまったんですね、私の世界はとても狭くてこれまたすみません。子供のころの思い出ってど断片なのに(断片だからというべきか)すごく強烈ですよね。言葉ではなくて視覚で覚えているからかな。先生に引かれた小さい手が目にうかびました。ありがとう。

( by : タロコ * URL ) ( 03/12 - 19:54 ) ( 編集 )

No title

自伝を書くということでまず出だしは・・・と考えていたら頭に浮かんだ言葉。
「恥の多い生涯を送ってきました」
「人間失格」の中の一節。
(o_ _)ノ彡☆バンバン
あたしにびったしの言葉である。
笑いが止まらずこの先を続けることができなかった。
太宰、あんたおもろいね。

( by : もうこ * URL ) ( 03/14 - 11:09 ) ( 編集 )

もうこよ、

ほんと太宰さんたらパンパンになってる、ちょっと空気抜いてあげた方がいいのかもね、あなたの手で。

( by : タロコ * URL ) ( 03/15 - 19:58 ) ( 編集 )

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母と久しぶりに長い電話をした。アタシが小さいころどんなに幼稚園を嫌がったかという話になった。(もう昔に何回か聞いた話だけどそれは母には言わないでおく)仕事を持っていた母は、「そこの角まで送ってあげるから」と言って、ぐずるアタシを家から引っぱり出した。そ...

( まとめwoネタ速suru ) ( まとめteみた【ぜったいDNR】 ) ( 03/19 04:42)
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