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結局なにを言いたいのかわからん小話
ずいぶんと前。

好きな人もなく
仕事もなく
やる気のない毎日を送っていた
こんなんじゃダメだと焦る一方
何もかもから遠く離れてひとりで砂に埋まっていたかった

平日の昼下がり
時間もひともアタシの横を
冷ややかに通り過ぎて行く
空っぽの両手をポケットに突っ込んで
道に立ちすくんだ
犬だって用事ありげに歩いているのに

ある日、バスを待っていた
バス停にはアタシひとりだけ
カーブの向こうからバスがきて
フロントガラスの奥に小さく見える運転手さんと
一瞬目があった気がした
バスが止まって
目の前でドアが開いた
アタシはまだ透明じゃない
きっとだいじょうぶだと思った

あの時のバスの運転手さんのように
あなたも
自分の預かり知らぬところで
誰かを少し救っているかもしれない



IMG_1517_convert_20120328103914.jpg






( 2012.03.27 ) ( bubble ) ( COMMENT:8 ) ( TRACKBACK:0 )
コメント

No title

こういっては失礼なのですが・・・
私は詩的才能がまるでないので、自分の気持ちとか状況を簡潔かつちょっと比喩的に表現することができないのですが、タロコさんのブログを読ませていただくと、なんだか自分の事を書いてくれているみたいな気持ちになるのですよ。

私も今・・・なんだか砂に埋まっているみたいな気分で・・・。
先日肥料をやろうと思って、植木鉢をほじくりかえしたら、よく育ったコガネムシの幼虫がゾロゾロ。
植物にとってはにっくき害虫であるのですが、人知れず、土中でもりもり根っこを食べて、「来たるべき時」を待っているその生命力あふれる姿に、なんだか一抹の羨望と憧れを感じました。
私も今は「伏して待つ」時なのだろうか・・・で、何を待つかがまた問題でw

( by : とんがりねずみ * URL ) ( 03/27 - 23:04 ) ( 編集 )

とんがりねずみさん

ウメさんがいってしまったのがご自身で意識するよりずっと深い穴になってるのかなあ、とふと思いました。想像するだけですが… 私はいつもあなたの簡潔的確な文章に詩を見つけてます。
「もりもり」根っこを食べてつやつや太ったコガネムシの幼虫が目に浮かびましたよ。人間以外、大きなものも小さなものもみな潔い。ごちゃごちゃとブログに甘えたことを書きちらしてる自分ってなんだろうと時々思ってしまいます。

とんがりねずみさん、今日は砂にはんぶん埋まっていても、あしたふと気がつくと風のふく丘のうえでのびのびしてるかも、ですよ。

( by : タロコ ウラシマ * URL ) ( 03/28 - 21:05 ) ( 編集 )

No title

今日もステキな写真ですね
また寝れなくて、ココ来て読んじょります。

なんだか 運転手さんの向こうにも フクロウのまばたきが見えるようで、
夜遅いからでしょうか。まばたきがついてまわります。
明るいブログを書いてる 私は、たくさんの事を誤摩化してるのかも知れん。
タロコさんのお話しは本を読むようです。








( by : N,yasuko * URL ) ( 03/29 - 14:49 ) ( 編集 )

No title

タロコさん こんばんは♪

「フロントガラスの奥に小さく見える運転手さんと
一瞬目があった気がした
バスが止まって
目の前でドアが開いた
アタシはまだ透明じゃない
きっとだいじょうぶだと思った」

この部分の表現が素敵だと思いました!
生きてる証とも言えるのではないでしょうか☆

( by : miorpoet * URL ) ( 03/30 - 07:56 ) ( 編集 )

N,yasukoさん

ご返事が遅れてごめんなさい。
フクロウのまばたきはチカッ、チカッと音がしそうですね。
N,yasukoさんの、ちょっと不思議な、小さなポケットみたいなブログにいつもぬくぬくさせてもらってます。ごまかしは必要不可欠、と大ウソつきの私が言っても無意味かな?

( by : タロコ * URL ) ( 04/01 - 08:40 ) ( 編集 )

minorpoetさん

こんばんは!ご返事遅れてすみません。
気に入って頂いてとてもうれしいです。
ほんとに人の心って何がきっかけで風向きが変わるかわからないですね、他の方のそういった話もいろいろ聞いてみたいと思います。ありがとうございます!

( by : タロコ * URL ) ( 04/01 - 09:14 ) ( 編集 )

No title

こんにちは。

いつもすてきなブログだなあ、と思って拝見しています。
私は自分がぐだぐだ書く割には、タロコさんのような、
すぱっと簡潔にして切れのいい文章のかたが好きでして。^^

『あの時のバスの運転手さんのように
あなたも
自分の預かり知らぬところで
誰かを少し救っているかもしれない』

これ。本当にわたしもいつもそう思います。自分が誰かを救うということは
あるかどうかは自分にはわからないけれど、行きずりのひと、行きずりの出来事から
ああ!これでまた、数日は生きていける!というような
温みをもらうことはありますね。

胸の中を風が吹き抜けていくような心の空洞感を抱いて
曇り空の橋を渡っているとき。向こうから飼い主に連れられたビーグル犬が。
すると、そのビーグル犬が、飼い主がおっとと!と、びっくりするような勢いで、
いきなり私の方に突進して来て、足に飛び付いた。
私は小型犬と相性が悪いと思っているのだが…

寂しい年の暮れ。クリスマスが近づいていてもなにもこころ華やぐこともない。
新しくできた大きくて綺麗なスーパーは、入口に大きなツリーが飾ってある…
もう、うちではツリーも飾らなくなってしまったなあ…
三歳くらいの、いかにもおとこのこらしい体型の男の子が、
ツリーから下がったモールに心魅かれるらしく、しゃがみこんで下から覗いたり、
そばを離れない。すると、先に店に入っていた若い背の高い父親が、
「こうちゃん!おいで!」と呼んだ。
そう。こういう子は、『こうちゃん』という名前でなきゃなんないのよ、と思う……




( by : 彼岸花さん * URL ) ( 04/02 - 23:54 ) ( 編集 )

彼岸花さん

憧れの彼岸花さんにコメントを頂くなんてもうどうしていいか。
彼岸花さんのブログのようにまっすぐに貫く芯のようなものもなく、鋭い批評の力もなく信条も勇気もない、ただ自分の傷をなめているだけのようなブログに、こんなうれしいお言葉ありがとうございます!
橋を渡っている時、彼岸花さんのうつろな気持ちがそのビーグルには見えたのかもしれませんね。そして「こうちゃん」、面白いです!こうちゃんという男の子の好奇心いっぱいの目と、それをやさしく眺める彼岸花さんがなんだか目にうかぶみたいです。ありがとうございます!これからも彼岸花さんの厳しくて優しいブログ、楽しみにしています。

( by : タロコ * URL ) ( 04/03 - 20:58 ) ( 編集 )

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