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ケーキ、ジョン万、宵の星
今日は、特に行くところもないけども休みを取った。

ヒマなので料理雑誌に載っていた梨のケーキというものを作ってみた。
昔、料理上手な友達の言ってた「焼き菓子はケミストリー」という言葉を忠実に守り、ふだんは全く使わない計量カップやスプーンを引っぱりだした。化学実験のように厳かに、材料を正確に計り順序通りに混ぜて行くのは思いのほか楽しくて、砂糖と水を煮詰めたり梨を薄く切ったり卵白を泡立てたりというひとつひとつの作業にけっこう夢中になった。出来上がったやつはひとりで食べるとフルマラソンを連日走らなきゃならなくなるので、明日まるごと会社に持って行くことにした。

夕方6時、ゆっくりお風呂につかって日本の古本屋で買った「ジョン万次郎漂流記」を読んだ。言葉少ない語りの裏から情景が目に見えて、なんだか身にしみた。昔読んだはずだけど違う話のようだ。
長風呂でちょっとのぼせ気味になったので、窓を開け、はんぶん身を乗り出して外を眺めた。
空気は冷たくて、地上の光で雲が明るい。葉っぱが落ちた枝が風に揺れてるその向こうで、あちこちの窓に電灯がともり人影が動いた。目では見えなかったのに、写真の中には星がいくつか光っている。

ひとり暮らしにもすっかり慣れた。



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( 2012.11.19 ) ( today ) ( COMMENT:11 ) ( TRACKBACK:0 )
コメント

No title

う~む・・・焼き菓子はケミストリー・・・たしかパン焼き素人職人の友人も、似たようなことを言っていました。
他の料理はいいとして、パンだけは計量と時間(発酵とか)が重要だと。
以前は私も菓子やパンなどチャレンジしましたが、職人魂むき出し(体で覚えろ!)で取り組んだだけ、鋼鉄のバターロールとか、歯ごたえのあるマドレーヌなど、珍品を完成させるに至り・・・w
あー、私には向かない仕事ですー。

たしかにケーキって、作ると食べるのに勇気がいりますね(笑)
パイやクロワッサンは、食べられなくなりますw

ジョン万次郎も漂流したんですか。
十五少年の漂流記しか、知りませんでした。

( by : とんがりねずみ * URL ) ( 11/19 - 23:02 ) ( 編集 )

No title

お菓子のことはわかりませんが、
漂流という言葉、
ある意味、甘い果実ですね・・・
こころのどこかに、まったく見知らぬ土地で誰にもしれずにのたれ死ぬのもいいかな、なんて考える自分がいる・・・・・

万次郎の物語は読んでないですが、今、ジパング島発見記という、フランシスコ・ゼイモト,ザビエル,ルイス・フロイス等、当時の異国の人たちからみた日本の物語を読んでますが、この当時、西洋から遠く離れた東の果ての日本に行くのはまさに命がけだったでしょうし、その分、ロマンがあったんでしょうね・・
ちょっとうらやましい・・・

( by : いけ// * URL ) ( 11/20 - 07:39 ) ( 編集 )

No title

こんばんは

いいエッセイと写真・・・・

のんびりと、でもダラダラじゃなくて気持よく過ごした休日の気分がこちらまで届きました(^^)
窓から見た星空も、柵が返って雰囲気をよく伝えてくれてます。

今自分の部屋ではchet bakerが流れててなんとなくぴったりでした(^^)
(もっともオーディオ好きなので部屋に居るときはいつも何かしら流れてますけが(^^ゞ

( by : ぐり * URL ) ( 11/20 - 09:09 ) ( 編集 )

No title

”ひとり暮らしにもすっか慣れた”
良きことかな・・・と思いつつも一抹のさみしさも。
時の流れを感じさせる言葉です。
アタシの場合、ふたり暮らしにも慣れた・・・・けどやっぱりひとりがいい。

なんにしても充実した休日をお過ごしのようで、めでたしめでたし。
アタシにもだれかケーキ作ってくれへんかなあ~~。



( by : mouko.s * URL ) ( 11/20 - 11:17 ) ( 編集 )

とんがりねずみさん

やっぱり、あなたの身近のパン職人さんも同じことを!その道にたけた人の言葉っていいものですよね。ハハーッと平伏してしまう力がある。でも鋼鉄のバターロール、ちょっとかじってみたかったなあ。こちらも昔、厚さ5ミリのスポンジケーキとかよくやりました。でもアメリカのケーキのレシピは、日本のものよりだんぜん簡単です(そのかわり見た目の繊細さは求めないでね)。量もグラムじゃなくてカップとかスプーン一杯とか。大雑把な国ですからね、なので私やとんがりねずみさん向けです。

( by : タロコ * URL ) ( 11/20 - 22:43 ) ( 編集 )

いけ//さん

こんばんは。
あなたも、冒険、探検、漂流、放浪、って言葉に惹かれます?まさに甘い果実ですよね!私も、のたれ死にはちょっとおそろしいけど、そういうものに憧れます。いくつになってもそんな話を読みたい(自分ができないからですけどね)。ジパング島発見記、ですね、おもしろそう、今度探してみます。万次郎の話も、咸臨丸が訪米したときのアメリカの新聞記事がいくつか載っていてそれがすごく面白かった。
いけ//さん、ありがとうございます。

( by : タロコ * URL ) ( 11/20 - 22:58 ) ( 編集 )

ぐりさん

ぐりさん、いつもすごく甘い採点、ありがとうございます。
私の写真も言葉も、テレビショッピングみたいに、「言葉に写真、そして更にもう一枚おつけして、今ならなんとXXXエン!」というバンドル方式でどうにか体裁を繕っているというシロモノですので、、、

chet bakerってまたシブいですね!ジャズがお好きなんでしょうか?機会があったらおすすめを教えてください!
いつもありがとうございます。

( by : タロコ * URL ) ( 11/20 - 23:32 ) ( 編集 )

mouko.sさん

ほんとに時間は有り難いもんです。心穏やかに過ごせる日がほんとにくるんだろうかと真剣に思ってた時があったことも、もう遠い昔みたいです。ほんとに有り難い。キミをはじめお友達のおかげです。ありがとう。
(でもケーキは自分で作るべし、ね。けっこうおもしろいよ)

( by : タロコ * URL ) ( 11/20 - 23:48 ) ( 編集 )

No title

こんばんは!!^^

「ジョン万次郎漂流記」は、井伏鱒二さん著ではないかと、Amazon検索の結果から推測します。井伏鱒二さんの著作は高校時代に「黒い雨」を読んだきりです。

ところで、この記事の中の「昔読んだはずだけど違う話のようだ」の意味は、
1、違う話である。
2、同じ話だが、違う話のように感じられる。
3、1、2以外。
のうちの、どれでしょうか?

ぶしつけな質問ですが、もし答えていただければ幸いです。m(__;m

( by : くわがたお * URL ) ( 11/30 - 05:00 ) ( 編集 )

くわがたおさん

こんにちは!
そうです、著者は井伏鱒二さんです。
それと、ご質問の件、どちらかと言えば3かもしれません、というのは私は漂流とか冒険とかの読み物が昔から大好きなので、必ず読んでいるはずだと思うんだけどもなにせ最近は前に読んだものでも完全に忘れていて毎回すご〜く新鮮なので、これもその口かもしれないし、もしかしたら本当に読んでいないのかもしれない。
(私は自分の脳みそがもうまったく信じられません)
くわがたおさん、いつもコメントくださってありがとうございます。

( by : タロコ * URL ) ( 12/01 - 19:13 ) ( 編集 )

彼岸花さん

ひや〜
彼岸花さん!!!
そんなに思ってもらえていたなんて感激です!
正直、ワタシが書くのをやめてそんなことを言ってくださるひとがいるとはおもってもいなかった。

実は仕事に追われて家に帰るとパソコンさえもつけずにお風呂はいって寝るというなんとも無味乾燥、阿呆な日々を送っておりました。そして今週は最悪のインフルエンザにかかりまる4日高熱で寝てました。4日めにはちょっと「笑い事じゃないなこれは」と思い、脳みそがもしかしたら120グラムくらい溶けてしまったかもしれません。でも体というのはちゃんとできているもので、もうほとんど回復です。

彼岸花さんのお気持ちとてもうれしいです。なのでこれから写真を一枚アップしますね。これからも、細々とではありますが続けて行きたいと思います。ありがとうございました。

( by : タロコ * URL ) ( 12/23 - 10:47 ) ( 編集 )

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